Mr.Children「IT'S A WONDERFUL WORLD」
誰かにとってのビートルズやサザンがそうであるように、僕にとって一番多感な時期に聴いたのがMr.Childrenだと思う。(今も十分多感なつもりではある…)
Mr.Childrenで一番好きな曲は…と聞かれても日によって変わるし選べない。
ただ、好きなアルバムは…?と聞かれて多分一番好きな確率が高いであろうアルバムが、この「IT'S A WONDERFUL WORLD」です。絵本のような装丁も素敵なアルバム。
ファンの方なら既に承知かもしれないですが、「DISCOVERY」や「Q」では洋楽志向でギターを重ねたヘビーな曲も多かったアルバムと比べると見事にポップで爽やか、でも毒の効いた歌詞も健在といった按配に仕上がっています。(勿論、上記二作品も好きです)「LOVE はじめました」とか、カラオケで歌うと結構楽しいですよ。あとは「one two three」に影響されて映画「ショーシャンクの空に」を観た人も多いのではないでしょうか(笑)。
下世話な数字の話をしてしまうと、前作の「Q」でミリオン割れしたのに、再びミリオン獲得して00年代の人気を不動のものにした作品でした。
間にベストアルバムを挟んでいるとは言え、前作とは空気感が違います、個人的に。それだけ世紀が変わるというのは、クリエイターに与える影響が大きいのですかね。
この作品を買ったのは中学生の時。取りあえずMr.Childrenのアルバムを全作集めようキャンペーンを1人で実施していました。
当時からネチネチした?(笑)曲が好きだったので、シングルカットされた曲は勿論ですが、「UFO」や「渇いたKISS」が大好物でした。
アルバムを「Atomic Heart」~辺りから順に追っていた自分にはMr.Childrenのディスコグラフィティが、1つの壮大な物語に感じたのでした。(多くの偉大なアーティストたちもそうですが)「Atomic Heart」で浮足立った世界に飛び込み、「深海」で静かに沈んでいく。そのダークな世界観は「BOLERO」で頂点を極めます。休止を終えて復活してからリリースされた「DISCOVERY」では、苦悩しつつも、どこか達観した、開き直ったような情景が見えます。そして深海からの脱出を掲げて「Q」はリリースされました。
そんな彼らの90年代の葛藤を飲み込み、物語に一端の区切りと、新たな始まりを予感させるようなアルバムなのです。
というのを勝手に想像(妄想?)しながら夜、遅い時間まで受験勉強したりなんかする中学生でした。
ベスト以外で、Mr.Childrenをあまり知らない人にアルバムを初めて貸すなら…?。ファンなら誰もが一度は考えた事があるかも知れません。友人はそれが「HOME」だったり、誰かにとっては「Atomic Heart」だったり。
自分にとってはこの「IT'S A WONDERFUL WORLD」だったりします。
という訳で、まだ聴いた事のない方、是非聴いてみて下さい(笑)。
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2002/05/10
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シュガーベイブ「SONGS」
「はっぴいえんど」が日本語ロックなら、こっちは日本語ポッポスだと言わんばかりの、1975年とは思えないカラフルな楽曲で溢れる一枚。
「DOWN TOWN」のイントロが弾きたくて、下手くそなりに一生懸命コピーしてみたりなんかもしました。
山下達郎よりも、こっちを先に聴いてました。高校生の時、邦楽名盤漁りをしていた中で、浜田省吾や佐野元春、井上陽水、吉田拓郎のアルバムと出会い、そして大滝詠一の音楽と衝撃的出会いをした僕は、ナイアガラの歴史を掘り下げていくにあたって、取りあえずはポップで聴きやすそうなこの作品を選ぶ事にしました。
シュガーベイブはアルバムも一枚だし、コンプリートしやすそうだと。(しかし、後にレコードを買ったり、ナイアガラCDブックを買ったりと、この作品は一筋縄ではいかない事にすぐ気づくのでした…)
名曲「DOWN TOWN」を始め、多くのアーティストにカバーもされている事から、意外にシュガーベイブの存在を知っている人は多い。(少なくとも僕の周りでは)
僕の世代だと、それ町のオープニングだったり、達郎のベストにも曲が入っていたり。二回り位上の大人に聴かせると、ひょうきん族!というリアクションが帰ってきました。世代じゃないので、タケちゃんマンとかブラックデビルとかしか知りません(笑)
この作品を聴いて、改めてシュガーベイブを発掘した大滝詠一は凄い!とより心酔したし、山下達郎は勿論、大貫妙子作品も集めようとなりました。取りあえずヨーロッパ三部作と世間で呼ばれる作品をCDで三枚手に入れ、大貫妙子さんの音楽に気づけばユーミンよりもハマってしまった。
この間も関ジャニがテレビでシュガーベイブをカバーしていたらしく(僕は見ていないのですが)、気になった友達がいたのでCDを貸したら見事にハマってくれました。
そんな感じで色んな人に貸していたので、最初に買ったCDは、ケースがバキバキです。
ハマり始めた頃は、ボーナストラックに入っている「夏の終わりに」や「パレード」、「愛は幻」なんかもメロディアスで素晴らしいから、「SONGS2」、作れるじゃんとか思ってました…。(今じゃ絶対にありえないと分かりますが)
まあ「夏の終わりに」以外は各ソロ作品等で発表されているので良しとしましょう…。(あ、でも名曲「ユーミン」も未収録ですね)
あとは僕がまだ学生だった頃、シュガーベイブっぽい曲を作るのをコンセプトに結成されたバンド「あっぷるぱい」が巷で話題になっていました。アルバムも一枚きりしか出していない所が本家らしいですよね。この2010年代初めの時期は、まだインディーズのシティポップブーム夜明け前って雰囲気で、新世代のバンドがどんどん出てくる感じがたまらなかったです。その時の事についてもそのうち書きたいな。
とりあえず、まだ聴いたことない方がいましたら、是非聴いて欲しいです!。
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僕とドラゴンクエストⅤ
ドラクエⅣの次にプレイしたのはドラクエⅤ。またもやⅢはお預けです。
Ⅴは当時、プレ2やら、DSでリメイクされていたのでプレイはしやすい方でした。
この作品の主人公は、勇者ヨシヒコシリーズでもおなじみの格好なので、割と有名かもしれません。
Ⅴと言えば、お嫁さんですよね。自分はビアンカもフローラもどちらも選んだことある浮気者なので強く言えませんが…ビアンカ派ではあります。
あとⅤと言えばモンスターを仲間に出来るシステムですよね。RPGだと先に女神転生がモンスター(悪魔)を仲間に出来るシステムは先取りしていましたが、ドラクエでこれをやるのは当時画期的だったと思います。僕の世代だと既にポケモンがあったのでその感動は当時と比べると少ないかもしれません。(それでも中々にテンション上がりました)
結構好評だと思うのですが、後のシリーズではⅥはモンスターを仲間に出来る数が少ないし、Ⅷは若干扱いが違うので、実質Ⅴ位でしかないというのは驚きです。まあ、モンスターズあるので、モンスターで戦うのはそちらにお任せって感じですね。
Ⅴはお目当てのモンスター欲しさに何度も戦闘をすることになるので割と終盤はレベル上げには困りませんでした。自慢話になるのですが、ヘルバトラー、はぐれメタルが仲間になった時は本当に嬉しかったです。(しかしキラーマシーンだけ中々仲間にならない…)
そしてドラクエ初の、主人公が勇者では無いのがⅤですね。子どもが勇者で一緒に戦うというのは、キャラクターデザインでお馴染みの鳥山明作品「ドラゴンボール」も連想させますよね。子供世代も出てくるというのは、主人公たちの世代の成長を僕たちプレイヤーや、視聴者に分かりやすく感じさせてくれます。(現在放送中の「ボルト」も、毎週ナルトたちの成長を感じて感慨深くなってしまっています)
ペット(キラーパンサー)を飼う、親との別れ、結婚、出産といった現実でも多くの人が通る重大イベント(後ろ2つに関しては、そんな価値観も日本では最近薄れてきましたが)を、子どもの時に先取りしてゲームの中で経験するというのは、中々面白いことだと思います。ましてやドラクエというビッグタイトル。多くの人が遊びます。
中には、主人公のように、数多くの困難を乗り越えながらも温かい家庭を築きたいと思った人もいるのではないでしょうか。
ここで黒歴史二次創作ストーリーを少し暴露。立派な少年少女へと成長した主人公の息子、娘の2人。ヘンリー夫妻も招かれた城のパーティーの夜。これまた成長したコリンズ王子と3人で夜の城外を散歩していると、何者かの手招きにより異世界へと吸い込まれてしまう。異変に気が付いたピピン兵長とキラーパンサーも後を追って異世界へと旅達立つ。彼を異世界で待ち受けるものとは如何に…?。
といった内容でした。我ながらちょっと続きが気になる…(笑)。
ただ、Ⅴはビアンカ・フローラ論争(最近ではもう1人)があるので、公式では子ども世代のスピンオフが出来ませんね。個人的に見てみたい気もしますが…。
なんだかこの記事を書いていたらまたⅤをプレイしたくなってきてしまいました…。
それではまた次回へ続く。
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ミシェル・ゴンドリー「グッバイ・サマー」
まだ夏にさよならするには早い時期ですが、ミシェル・ゴンドリー監督の作品
「グッバイ・サマー」です。
なんの前知識もないまま、アメリカ映画だと思って見始めたので、いきなりフランス語で始まったので面喰いました(笑)。フットボールしているシーンとかはアメリカだったらアメフトとかベースボールになるのかな。
この作品のあらすじを端的に説明すると、14歳の少年二人の、ひと夏のロードムービーです。
ロードムービーというとスタンドバイミーを連想しますが、こちらはフランス映画。
フランス映画独特の?、何かの比喩的、哲学的なセリフを14歳の少年が言ってみたり、でもその背伸びした感じが妙にリアルだったり。ラストも爽快な落ちや感動があるという訳でもなく、あっさりと終わります。
でもその壮大さがなくどこか物足りなさを覚えるような感覚がまさに現実の「青春」
というものとリンクするような気もしました。憧れのヒロインと、お互いに気になりつつも何も起こらない所とか。
ここまでの感想を見ると本当に淡々とした物語に見えますが、この作品の会話の間や
空気感、演出でそういう側面がより強くなっている側面もあり、監督の中にある、コメディ魂?が垣間見えるシーンでは何度かクスッとしてしまいました。
そのような笑いも、14歳なら誰もが持つ悩み、経験を鑑賞者である大人が皆、共通体験として持っているからこそであるなと思いました。
なので、前述もしたラストのひと夏の冒険を経て親友になったテオとのあっさりとした別れ、気になるあの娘と何も起こらないというのは、自分の中学生時代と結びつけると妙に納得出来ました。
別に車を自作して仲間と冒険にでた…なんて経験はありませんが、一時期は凄く仲良くしていた友達と、喧嘩した訳でも、嫌いになった訳でも無いのに全く連絡を取らなくなったり、夜も眠れなくなるくらい気になっていたクラスメイトに、声も掛けないまま時間が過ぎて、気づけば別の子が気になっていたり。
そんなリアルがこの作品にはあり、ファンタジーを求めると肩透かしを喰らいますが、大人にこそ見て欲しい作品であると思いました。
と、映画作品の感想を初めて?書きました。普段あまり映画を見ない方なので(周りの友人に、年間100本以上見るような映画好きが何人かいるので、そことつい、比べてしまいます)
感想+自分語りになってしまいましたが、まあ、こんな感じでもいいかなと納得させることにします(笑)。
細田守「デジモンアドベンチャー僕らのウォーゲーム!」
ただ今、細田監督の最新作「未来のミライ」が公開中。色々賛否両論あるみたいで是非見に行きたいのですが、なにせ一番近い映画館でさえ二時間は掛かるので、つい映画館から足が遠のいてしまう…。
というわけで、つい先日新たにアドベンチャーの新作劇場版(太一とヤマト22歳…)の制作が発表されたのと、細田守監督の初期監督作品でもあるこの作品(ちょこっとテレビシリーズ)についての思い出をぽろぽろ書こうかと思います。
ちょうど幼稚園生のころ、デジモンアドベンチャーがリアルタイムで放送されていました。仮面ライダーにも夢中でしたが、ウォーグレイモンを始め、魅力的なデジモンたちにハマっていました。この頃はポケモンよりもデジモンに夢中でしたね。
この作品はまさに細田さんの原点の一つのような作品で、後に村上隆さんと発表するヴィトンのコラボ作品や、「時をかける少女」「サマーウォーズ」で登場するあのヴァーチャル空間(あれ、ファンの方はなんと呼んでいるんですかね)が出てくる、おそらく初めての作品です。配色に関しても、前年の1999年に公開された映画「デジモンアドベンチャー」(本編の前日話)と比べるとビビットで、現在の細田作品に通ずるものがあります。キャラクターの動かし方、表情も逸材だし、特にヴァーチャル空間内でキャラクターの輪郭線に用いられる赤い線は魅力的で、同年代の作品だと「フリクリ」などと並んで絵の動きに古さを感じさせない作りに貢献していると思います。
この作品の個人的思い出ポイントはまず「お台場」です。アニメシリーズもですが、現実世界では主に東京はお台場が舞台となっています。なので、いませでも時々お台場に遊びにいくと、なんだか懐かしい気持ちになってしまいます、住んだことなんてないのにね…(笑)。この間、友人たちとお台場で開催中の「デザインあ展」に行った時もゆりかもめの車内でノスタルジーを感じてしまいました。
それ位、お台場の町並みが再現されているのです。20年近く前の作品ですが、未だに多くの建物がは残ってます。
もう一つの思い出むポイントは「オメガモンのかっこよさ」!!。これにつきます。それまでの進化形態と異なり、無口ながらも圧倒的な強さで、敵であるディアボロモンを追い詰めます。だって、片手に剣、もう片手に銃口、しかもマント。こんなの男子が惚れない訳が無いのです。
そんなこんなで、この作品を観た当時のデジモン好き男子は、新作の02へと期待を膨らませるのでした。
サマーウォーズ好きでこの作品を見た事が無い方は、是非見て欲しいです。40分
という時間に収まる、娯楽作品としては最高水準の作品です。
また細田さんにデジモン作品の監督をして貰えないだろうか、またまた40分ほどの中編でいいので…いや、長編だとより嬉しいです(笑)。
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僕とドラゴンクエストⅣ
なぜⅢをすっ飛ばしてⅣなのか。
それはプレイ順です…(笑)当時、小学生だった僕がⅢをプレイできるハードを持っていなかったので、というかそもそも一番新しリメイクがゲームボーイカラーのやつで、中古ゲーム屋に行っても中々見当たらなかった。今は色んなタイトルがダウンロードでプレイ出来て便利ですよね。
確かⅣはリメイクが発売されたばかりで、クリスマスプレゼントに買ってもらった。正直、あんまりパッケージかっこいいと思わなかった。(すいません…笑)でもまだまだポケモンキッズだったし、章ごとに主人公が変わるなんて未知の領域だったからワクワクしていた。
そして早速プレイ………あれ、ドット粗い?。と最初に思ったけどすぐにこういうものだと理解。(生意気な小学生ですね)最初はライアンとホイミン。初めてRPGをプレイする人にも分かりやすくシステムを説明するような内容で、ザ・第一章といった感じです。この頃はまだボス1つ1つに心拍数バクバクだったので、そんな強くないはずだったけど、妙にスリリングだった記憶があります。
次は第二章、そうアリーナ様です。強い、可愛い、キャラが魅力的。もう、何も言う事はないですね。幼心に、ぷよ通の頃のアルルとかにも惹かれていたので、(今のデザインもまあスタイリッシュな良さがあるけど)男勝りな女の子に幼児~小学生の僕は魅力でも感じていたのでしょうか。
二章は三人組てのもいい。当時のノートを漁れば彼らのイラストがたくさん出てきそう。会話システムがある事で、一からオリジナルの性格を形成するなんてことはないけど、(勿論する人もいるけど)愛着はめちゃくちゃ湧いてオリジナルストーリーを妄想想像したりもしてました…。
んで第三章。これはドラクエのなかでも異色の面白さ。お金を貯めるのが目的というのも斬新。このシステムを派生させた長編もやりたいくらい。当時としては、中々冒険心を持って開発したんじゃないでしょうか。キャラクターは自身の名前を関した外伝も出すトルネコ。(僕が90年代に小中学生だったらアリーナの大冒険出してよとか思ってたかもだけど…笑)因みに、ドケチだったので、用心棒は雇わずにクリアしました…。
そして第四章。初プレイ時は、第五章を除いて一番苦戦したような記憶が…バルザック強い…。Ⅲの職業で言うと、ミネアとマーニャは僧侶と魔法使いのステータスので、これまたオーリンが加入するまでヒヤヒヤで、通常モンスターとの戦闘も緊張感が出る。ストーリーもちょっと暗めだしね。でも対照的な2人の姉妹キャラクターの掛け合いがちょっぴり明るさも与えてるよね。
待ちに待った第五章。ここにきて遂に勇者の物語が始まる。1~4章でプレイしてきた仲間が1人ずつ加わっていくのは本当に嬉しかった。因みに僕のベストパーティーは「勇者」「アリーナ」「クリフト」「マーニャ」の四人でした。フバーハ無いのはちょっとネックだけど。でもやっぱり仲間が8人+αもいるのは気持ち的にも本当に頼もしい。こちらも、勇者たちがどんな会話をしているのかを妄想想像するのが楽しい。
途中、エスタークと戦った時なんかは、「え、もうラスボス?」なんてアホな事を考えたりもしました。
エンディング後は、ドラクエ恒例、仲間たちの故郷をを回りながらのラスト。これまた1人1人仲間と分かれてしまうのは寂しい…。でも、ラストで仲間たちが勇者の故郷に集まる所で嬉しくなるのと同時に、ああ終わっちゃったんだなあ…と実感しました。
その後は第6章は勿論、三周はクリアしました(笑)。
次回へ続く…。
アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
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Yellow Magic Orchestra「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」
YMOの中でも最も売れたアルバム。当時高校生だった僕は、YMOのアルバムで買うならやっぱりこれが最初と決めていた。大学生になってからは、わざわざレコードで買い直したりもした。
当時はサカナクションとかPerfumeが流行り始めていたので、それらが好きな子に貸したりもしていた。(この時は全然サカナクションを聴いてなくて、後々かっこいいなぁーと気づくのであった)
一番のお気に入りは最後に収録されている「SOLID STATE SURVIVOR」
勿論どの曲も好きだけど…。
YMO好きの子も当時はあまり周りにはいなかったけど、あの赤いYMO衣装を着て、文化祭とかでステージ演奏して見たかったなぁなんて思ったりもしてました。(もし仮にやっていたとしても、世代が違うので盛り上がっていたかどうか…)大学生ぐらいになると、YMO好きな子は結構いた。
そしてある時このアルバムを聴きながら大滝詠一「A LONG VACATION」のブックレットをパラパラしていると、これはこれはYMOのメンバーである細野晴臣さんの名前がベーシストとして、いくつかクレジットされているのだ。
発売年は近いけど、あんまり似た印象を感じなかった二枚のアルバムだったので、
どういう関係なんだろうと疑問に思ってしまったのだ。
そして色々調べていくうちに、僕ははっぴいえんどの存在を知ってしまったのだ。あの大滝詠一と細野晴臣がバンドを組んでいたなんて。しかもドラマーは作詞をしている松本隆だし。(後に鈴木茂もすごいお方だと知る)
これははっぴいえんどを聴かない訳にはいかない。という事で取りあえず「ゆでめん」「風街ろまん」を買って、さらに時代を遡っていくのであった。
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