細田守「デジモンアドベンチャー僕らのウォーゲーム!」
ただ今、細田監督の最新作「未来のミライ」が公開中。色々賛否両論あるみたいで是非見に行きたいのですが、なにせ一番近い映画館でさえ二時間は掛かるので、つい映画館から足が遠のいてしまう…。
というわけで、つい先日新たにアドベンチャーの新作劇場版(太一とヤマト22歳…)の制作が発表されたのと、細田守監督の初期監督作品でもあるこの作品(ちょこっとテレビシリーズ)についての思い出をぽろぽろ書こうかと思います。
ちょうど幼稚園生のころ、デジモンアドベンチャーがリアルタイムで放送されていました。仮面ライダーにも夢中でしたが、ウォーグレイモンを始め、魅力的なデジモンたちにハマっていました。この頃はポケモンよりもデジモンに夢中でしたね。
この作品はまさに細田さんの原点の一つのような作品で、後に村上隆さんと発表するヴィトンのコラボ作品や、「時をかける少女」「サマーウォーズ」で登場するあのヴァーチャル空間(あれ、ファンの方はなんと呼んでいるんですかね)が出てくる、おそらく初めての作品です。配色に関しても、前年の1999年に公開された映画「デジモンアドベンチャー」(本編の前日話)と比べるとビビットで、現在の細田作品に通ずるものがあります。キャラクターの動かし方、表情も逸材だし、特にヴァーチャル空間内でキャラクターの輪郭線に用いられる赤い線は魅力的で、同年代の作品だと「フリクリ」などと並んで絵の動きに古さを感じさせない作りに貢献していると思います。
この作品の個人的思い出ポイントはまず「お台場」です。アニメシリーズもですが、現実世界では主に東京はお台場が舞台となっています。なので、いませでも時々お台場に遊びにいくと、なんだか懐かしい気持ちになってしまいます、住んだことなんてないのにね…(笑)。この間、友人たちとお台場で開催中の「デザインあ展」に行った時もゆりかもめの車内でノスタルジーを感じてしまいました。
それ位、お台場の町並みが再現されているのです。20年近く前の作品ですが、未だに多くの建物がは残ってます。
もう一つの思い出むポイントは「オメガモンのかっこよさ」!!。これにつきます。それまでの進化形態と異なり、無口ながらも圧倒的な強さで、敵であるディアボロモンを追い詰めます。だって、片手に剣、もう片手に銃口、しかもマント。こんなの男子が惚れない訳が無いのです。
そんなこんなで、この作品を観た当時のデジモン好き男子は、新作の02へと期待を膨らませるのでした。
サマーウォーズ好きでこの作品を見た事が無い方は、是非見て欲しいです。40分
という時間に収まる、娯楽作品としては最高水準の作品です。
また細田さんにデジモン作品の監督をして貰えないだろうか、またまた40分ほどの中編でいいので…いや、長編だとより嬉しいです(笑)。
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