町田洋「惑星9の休日」
とっても好きな漫画。
中学生の頃から「ヨコハマ買い出し紀行」「ARIA」「よつばと!」などが大好きだった自分にとっては、待ってました…といったような作品でした。
2015年の夏、この作品を持ち歩いていました。
紹介というよりは感想です。
はい、まず表紙が最高ですね。
惑星9という、架空の惑星を舞台とした短編集なのですが、どれも日本の暑さに一瞬のそよ風を与えてくれるような作品です。
後ろから二番目のエピソード「午後二時、横断歩道の上で」は個人的に
小沢健二イズムを非常に感じさせられます。(作者さんが意図しているかは分かりません…笑)「この瞬間は永遠なんだ、と思った」というキャラクターの独白が
「さよならなんて云えないよ」を連想させたのです。
町田洋さんの新作、とっても楽しみにしているのですが、もう一つの単行本
「夜とコンクリート」以降、三年以上新作を出していないので、余計に気になります…。(何年か前に、モーニング・ツーに読み切りは掲載していました。)
でも上記した二作品が傑作なので、それらを読みながら気長に待とうかとかと思います。デュシャン、大瀧詠一などの隠居タイプなのかな…。