僕とドラゴンクエストⅡ
初代ドラクエにハマってしまったら、続編もやりたくなってしまう。
そんなある日、母が携帯で何やらドラクエっぽいものやっているのだ。
それも仲間がいる!。モンスターがいっぱいいる!。船に乗っている!。
そう、ドラクエⅡを携帯でプレイしていたのだ。
こんなのやりたくなるに決まっているじゃないか!。
家にはパソコンも無いのでそもそもドラクエのどのタイトルがどのハードで出来るかなんて、小学校中学年の僕には調べようも無かったのだ。(15年位で、本当に身の回りの環境は変わりますね~)
実際にやってみると、主人公が呪文を覚えない事や、サマルトリアの王子が弱く、スライムやドラキー相手にレベル上げしたり、イオナズンのかっこ良さに痺れたり、
紋章が全然見つからなかったり、初代には無かったものがたくさん詰め込まれていた。
ここからはより個人的な話…自作のⅢにも通ずるのだが、外見はかっこ良くも、基本的にしゃべらないパーティメンバー達。(リメイクされたⅣ以降は皆良く喋る)そんな彼らと何十時間も旅を共にするのだ。そう、何が起こるのかと言うと…
頭の中でキャラクターたちが会話を始めたり、どんどん人格が形成されていくのだ。
(俗に言う二次創作というやつの意識が芽生え始めたようなものだが、そんな言葉、
当時は知る由もないのだ)
ローレシアの王子はお調子者だけど、いざというときは頼りになる。
サマルトリアの王子は、のんびりマイペース天然ボーイだけど、こちらもいざという時は二枚目になる。
ムーンブルグの王女は、ちょっと気の強い王族だけど、庶民派感覚も持ち合わせている女の子。
といったような、闇歴史のほんの一端のメモが当時のノートに記してあったりするのだ…。
そんな仲間達だ。シドーを倒し世界を救ったあと、何とも言えない喪失感に襲われるのだ。もうこのキャラクター達と冒険できないのだ…と。
後に魅力的なドラクエのキャラクターたちとはたくさん出会って、お気に入りもたくさんいるけど、Ⅱの三人組は本当に大好きなのだ(脳内補正強め)
次回へ続く。
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